本日購入

おいらは本が好きである。そして本屋も好きである。ある程度の規模の本屋さえあれば一時間くらい平気で時間をつぶせる。用もないのに本屋に入ってしまい、買う必要のない本を買ってしまうことも多々ある。


そんな感じで、今日ふらっと立ち寄った本屋で興味をそそられる本を一冊買ってしまう。さらに前から買いたかった本も買ってしまう。読んでる時間もあまりないのだが。

今年の夏にニューヨークに滞在できる機会があったのだが、とても興奮できる街であった。同じようなニューヨーク中毒者による本みたいである。よく聞かれるのは「東京も似たような街じゃん」といわれる。
東京と違うところを一つ挙げるとしたら「種類の多さ」である。
人の種類。本当に多種多様の人間が歩いている。肌の色、国籍、言葉。そして働きにくる人もいれば観光にくる人もいる。個性の数のオーダーはべき乗である。やはり種類の数では東京に及ばない。こんな多種多様な人間が同じ街でぎゅうぎゅう詰めになりながら生活をしているのだ。文化を創っているのだ。違う発想を持つもの同士が混ざり合っているのだから様々な知恵が生まれるに決まっている。そんな社会の知恵を日本で知ることは難しいだろう。
この本を読んで6週間の感動の日々を思い返したい。いつの日かまた戻りたい。

たぶん、多くのネットマニアと同じようにおいらも梅田さんの「ウェブ進化論」にすっかり魅せられてしまった。その後も様々なWeb2.0系の本が出てはいたのだがあまり興味をそそられなかった。読んでないので断定はできないが、ウェブ進化論でインターネット革命の必要最低限の知識を得られる気がしたからだ。しかし、この本はタイトルにそそられた。ウェブ進化による人間の生活の変化について興味があったからである。
人間の要求に答える形でインターネット技術は人間の必要によって特異ともいえる加速度で変化をし続けている。そして進化したウェブは人間の生活を逆に進化させている。この進化は社会や個人に対して様々な弊害も生まれている。しかしこの進化は止めることはできない。とめられないなら進化の弊害を嫌がるではなく、うまく利用し役立てていく方がいいじゃん!ってことである。人間を真ん中に置いた場合に、ウェブによって何が変化するのかについての知恵をこの本に期待している。