時代劇だよ全員集合
ニコ動に触発されて、昔懐かしい「くにおくんの時代劇だよ全員集合」をプレイしてみる。このゲームの発売は1991年。なんと17年も前になってしまったのかと思うといろいろ考えるものがある。
このゲームのすごいところは、いままでくにおくんシリーズで積み重ねてきたキャラを多数登場させているところ、ステージの面も非常に豊富、さらには覚えられる技の数が25と非常にたくさんもあるところだ。当時の記憶容量がどんなものだかは知らないが、これだけの情報を記録するのは、かなりの努力があったのではないかと思う。
また操作に関しても今思うと感心するものがある。ファミコンのコントローラは、基本十字キーとA、Bボタンである。スタートボタンとセレクトボタンはキャラクターの操作には利用しない。つまり6つのボタンの制約の中で25の表現をおこなっているのだ。これは評価すべきところだと思う。技が増えると豪華な印象が与えられ、その印象は子供の間に伝染し購買意欲を刺激する。
キーの数の制約のなかでどのように実現したかというと、キャラクターの状態によってボタンを入力させると発動する技を増やしたのだ。以下に技発動に関するキャラクターの状態を分類してみる。
- 通常状態での発動(基本操作のパワーアップ)
最初はただのパンチ、技を覚えるとマッハパンチ、さらにそれを昇華させてマッハパンチ?になる、など。
- 武器所持状態での発動
武器を所持している状態でキーを入力すると発動
- ダッシュ状態のアクション
ダッシュ中にキーを入力すると発動
- ジャンプ状態のアクション
ジャンプ中にキーを入力すると発動
- 敵を持っている状態でキーを入力すると発動
敵を持っている最中にキーを入力すると発動
正確にこの5つにわかれるわけではないが、単純に「5つの状態×6つのボタン」で30の動きが可能になる。素晴らしい。
少ない資源の中でも工夫によって多くの効果を生み出したこの発想に、20半ばになって改めて感動を覚えてしまった。
参考: http://www.geocities.co.jp/Playtown-Yoyo/3020/old/jidaigeki/index.html